共働きで家事は妻ばかり!これって普通?家事分担を減らすためにできること

「共働きなのに、家事は妻である私ばかり…。普通なのかな?」
「夫は家事を考えずに、仕事だけしていればいいからずるい!」

このようにモヤモヤを感じていませんか?

自分はゆっくりできる時間が少ないのに、夫だけ家でくつろいでいるのはいい気分ではないですよね。

みき

私も少し前までは、家事100%負担・ワンオペ育児で仕事もしていたので、その気持ちとてもよくわかります!

しかし、嘆いているだけでは現状は変わりません

この記事でわかること
  • 共働きなのに夫が家事をやらない理由
  • 家事負担が妻ばかりにならないための工夫
  • 家事負担が軽減されない場合の解決策
  • わが家の解決方法【体験談】

本記事を読めば、夫が変わるのを待つだけでなく、自ら行動して現状を良くしていく方法がわかります!

家事負担を軽くしてもっと自分の時間がほしい方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

共働きで家事が妻ばかりなのは当たり前じゃない

家事負担が妻ばかりになっている状況は、決して当たり前ではありません

国の調査によると、共働き家庭でも妻が80%以上の家事を担っている家庭は全体の半数以上です。(参照:国立社会保障・人口問題研究所の「第7回全国家庭動向調査(2024年)」

みき

なかには、共働きで家事を担う夫もいるということですね。

しかし、仕事をしていても家のことは「妻の役割」として、ほとんど1人で背負っているのが日本の現実です。

たとえば、仕事からクタクタで帰宅しても……

  • 夕食づくり
  • 洗濯物の片づけ
  • 翌日の準備
  • 子どものお風呂や寝かしつけ

これらを毎日ほぼワンオペで回していると、当然疲弊しますよね。

「共働きなのに、私ばっかり…」という気持ちが募っていくのは、当然のことです。

みき

だからこそ、「妻が家事をするのが当たり前」という空気は、今すぐ見直す必要があります

家庭を支える一員として、パートナーと協力し合っていくのが本来のかたちです。

我慢を続けているあなたが「おかしいな」と感じた時点で、それは立派な伝えるべきサインですよ。

共働きなのに夫が家事をやらない理由

「なんで私ばっかり家事してるの?」

そう思っても、なかなか家事をしない夫に思わずイライラしてしまうことはありますよね。

ここでは、夫が家事をしない理由を、よくある5つのパターンに分けて見ていきます。

みき

「うちもこれかも…」と思ったら、夫婦のコミュニケーションを見直すチャンスかもしれません。

妻がやってくれるから

夫に悪気があるわけではなく、ただ「今までそうだったから」というだけのパターン。

頼まなくても動いてくれる妻の姿に、夫はつい甘えてしまっているのかもしれません。

「困ってるなら言ってよ」と夫に言われるけど、本当は察してほしいんですよね。

みき

言わなくてもわかってほしい気持ち、とても共感できます。

しかし、やってほしいことがあるなら、すぐに伝えたほうが余計にイライラしなくて済みます

「妻がやって当たり前」という状況を、自分から変えていきましょう!

仕事で疲れているから

「今日は疲れてる」

夫のその一言が地味に積み重なって、結局妻ばかりが家事をする日々になっていませんか?

もちろん、夫も仕事で疲れているのは分かっています。

みき

でもそれを言ったら、あなたも同じだけ働いて、毎日家事もやってるんですよね。

お互いに疲れているからこそ、2人で最低限の家事を分け合う

そんな意識を持ってもらえたら、少しずつラクになるはずです。

在宅時間が短いから

夫の帰宅が遅く、物理的に家事をするタイミングがない……。

これは確かに一理あります。

でも、家にいる時間が短いからといって、「何もできない」は違いますよね。

たとえば、

  • ゴミ出しだけは担当する
  • 子どもをお風呂に入れる
  • 土日は洗濯を引き受ける

こんなふうに、在宅時間に合わせた“できること”なら、必ずあるはずです。

みき

「忙しいからできない」ではなく、「少しでも関わろうとする気持ち」が、夫にあるのかどうかも重要なポイントです。

家事に対する妻のこだわりが強いから

「洗濯物のたたみ方が違うって言われたからやらなくなった」
「掃除機かけたのに、やり直された……」

このように妻のこだわりが強いと、夫にとって“家事ハラスメント”のように感じられてしまい、やる気を失うこともあります。

とはいえ、「やり方が違ってもいい」と思えるようになるのって、結構難しいですよね。

みき

私は、夫が洗った食器が全然油汚れが落ちていなくて、許せませんでした……(笑)

でも、もし夫が「一緒にやる」スタンスになってくれたなら、多少のズレは目をつぶってみるのも一つの手。

完璧じゃなくても「ありがとう」と伝えることで、関係性はぐっと変わります。

やるべき家事に気づかないから

やるべき家事がわからないというケースもあります。

「食後のテーブルを拭いてほしい」
「洗濯物を取り込んでほしい」

こんな小さな家事を、夫は本気で気づいていないのです。

つまり、「悪気なく何もしてない」状態。

みき

これは、見える化・ルール化で解決できます!

家事の見える化・ルール化方法
  • 家事リストを作って共有する
  • 週1回の家事分担会議をする
  • 朝の5分で「今日の担当」を決めるなど

「やってくれない」じゃなく、「分かるように見せてみる」。

そうすることで、少しずつ夫の意識も変わっていきますよ。

家事負担が妻ばかりにならないための工夫

「夫が全然気づいてくれない」
「どうしていつも私ばっかり」

そう感じながら家事をしているなら、少しずつ状況を変えていきましょう。

ここでは、夫婦の家事分担を改善するための3つの工夫をご紹介します!

やってほしいことを素直に伝える

察してくれるのを待たずに、やってほしいことはすぐに伝えてみてください。

多くの夫は“何をどうしてほしいか”をはっきり伝えないと気づきません

たとえば、

「夜ご飯のあとの食器洗い、お願いしてもいい?」
「子どもたちが寝たら洗濯物をたたむの、手伝ってくれると助かるな」

など、なるべく短く具体的に、そしてできれば笑顔で伝えると、伝わりやすくなります!

みき

夫が協力する姿勢があるのかどうかも、はっきり伝えたときの態度でわかります。

最初は勇気がいるかもしれませんが、1回成功すると次も言いやすくなりますよ。

家事分担をあらかじめ決める

「今日もまた私だけ……」

と後からモヤモヤしないために、家事は最初から役割として分担するのがポイント!

共働き家庭なら、家事もチーム戦です。

週に1度、5分でもいいので「家事分担ミーティング」をしてみてください。

家事分担の例
  • 洗濯を干すのは夫、たたむのは妻
  • ごはんづくりは交代制
  • 週末は一緒に作る
  • ゴミ出しや掃除は夫担当

お互いの得意・不得意や生活リズムに合わせて調整すれば、納得感も生まれやすくなります!

家事をやってくれたときは感謝する

当たり前のようで、つい忘れがちなのが「ありがとう」のひと言。

「食器洗ってくれて助かったよ!」
「ゴミ出ししてくれたんだね、ありがとう」

たったこれだけで、夫の“やる気スイッチ”が押されることもあります。

家事に慣れていない夫は、どんな小さなことでも認めてもらえるとうれしいもの。

みき

「できて当たり前」と思いたいところを、グッと我慢してみましょう!

家事負担が軽減されない場合はどうする?

これをいうと、元も子もないのですが……

結局家事をやらない夫は、妻がどう頑張ってもやらないんですよね(笑)

「伝えても分担してくれない」「結局、自分ばかりが疲れていく……」

そんな状態が続くと、限界を感じてしまうのも無理はありません。

みき

でも我慢しすぎないで!負担を少しでも減らす工夫は、他にもあります。

やらなくてもいい家事は手放す

完璧を目指すと、すべての家事をちゃんとやらなければと追い詰められてしまいます。

でも本当に、全部今やる必要がありますか?

たとえば、以下のように考えるのもありです。

  • 洗濯物は畳まなくてもいい
  • アイロンがけがいらない服を選ぶ
  • トイレ掃除は2日に1回でも充分

家事に正解はありません。

自分の時間と心の余裕を優先して、「やらない選択肢」も取り入れてみてくださいね。

時短家電を活用する

疲れているときこそ、頼れるモノには頼りましょう!

食洗機・ロボット掃除機・乾燥機付き洗濯機などの時短家電は、時間と労力をぐっと削ってくれます。

「自分の手でやらないと落ち着かない…」という気持ちがあるかもしれませんが、慣れればラクさの虜になるはず。

みき

わが家は洗濯ものが多いので、乾燥機付き洗濯機は手放せません!

「少しでも心に余裕がほしい」そんなあなたにこそ、おすすめしたい投資です。

宅食や家事代行サービスを利用する

「ごはんを作るのもしんどい…」というときは、宅食サービスを取り入れてみては?

今は栄養バランスのとれた冷凍宅配やミールキットも豊富。

また、掃除・片づけ・料理をお願いできる家事代行も人気です。

みき

「お金がもったいない」と思うかもしれませんが、自分の心や健康がボロボロになってからでは遅いです。

週に1回でも、外注で手放せる家事があると、驚くほど気持ちがラクになりますよ。

退職や転職を考える

「そもそも、仕事と家事の両立が限界かも……」

そう感じたら、思い切って働き方を見直すことも一つの手段です。

特に、共働きで家事育児が妻に偏り続ける場合、在宅ワークや時短勤務に切り替えるだけで暮らしは大きく変わります。

みき

実際に、仕事と家事・育児の両立が難しかった私は、正社員を辞めて在宅フリーランスに転身しました。

今では本当に、働き方を変えて自分の心を守ってよかったと感じています。

\家事・育児に追いつめられる生活から抜け出した体験談はこちら/

「家事がラクにならないなら、仕事の負担は減らしたい」
「でも辞めたらもったいない気がする……」

そんなあなたには、ぜひ以下の記事を読んでほしいです。

\退職=キャリアが止まるわけじゃなかった!/

頑張ってる自分を、甘やかしたっていいんです。

【体験談】夫も妻も仕事を変えた我が家のケース

「共働きだけど、家事は100%妻である私の役目」

我が家も、かつてはそうでした。

共働き・子ども2人・頼れる実家は近くにない。毎日が時間との戦い。

夫はほぼ毎日夜勤で家にはおらず、私は時短勤務ながらフル稼働。

みき

気づけば、家事も育児も私のワンオペ状態でした。

そんなある日、「このままじゃダメだ」と夫婦で本気の話し合いを決行。

そして私たちは、働き方を変える選択をしました。

夫は夜勤なしの仕事に転職

夫は夜勤や不規則な勤務が多かった職場から、日勤中心の仕事へ転職。

みき

自ら転職を選んでくれたわけではなく、私が辛すぎて転職するようお願いしました

「家族との時間をもっと増やしたい」と行動してくれたことで、私も「ひとりで抱えなくていいんだ」と感じられるように。

帰宅時間が早くなったことで、夕食の準備や子どもたちのお風呂など、自然と夫が担当する場面も増えていきました。

妻は在宅フリーランスに転身

一方私は、長年続けた会社勤めを辞め、在宅フリーランスとして働く道を選びました。

今は朝自分と子どもの用意でバタつくこともなく、時間に余裕がある暮らしを送っています。

朝は夫と家事を分担し、昼間は集中して仕事。

夕方からは家族の時間を大切にできるようになりました。

みき

収入が不安定というデメリットよりも、気持ちの余裕と笑顔を取り戻したメリットのほうが大きく感じています。

家事負担は妻が7割でも満足

「じゃあ今は家事が完全に平等になったの?」と聞かれれば、答えはNOです。

実際、今も家事の約7割は私が担っています。

でも、「選んでやっている」という感覚があるから、不満はほとんどありません。

通勤時間がなくなったため、その時間を家事に充てられることも大きな理由です。

  • 時間に余裕がある方が多く担当する
  • 感謝を伝え合う
  • できない日はお互い様

この3つがあるだけで、「私ばっかり…」という気持ちはグンと減るものなんだと気づきました。

「家事は平等に分けるべき」という考え方をやめて、「家族で支え合う」に変えていけたことが、我が家にとって最大の成功でした。

共働きで家事も育児も頑張っていて、「もう限界かも…」と思ったら、働き方そのものを見直すタイミングかもしれません。

なんとなく、「今の仕事を辞めるのがもったいない」と思っているなら、一度本当に大切にしたいことはなにか考えてみるのがおすすめです。

\ちょっとでも辞めたいと思っているなら、こちらの記事もどうぞ/

夫のが変わるのを期待し続けるより、自分が行動したほうがずっと早く・簡単に穏やかな日々を送れますよ

【まとめ】共働きで妻ばかりの家事負担は「行動」で変えられる!

「共働きなのに、なんで家事は私ばっかりなの……」

その小さなモヤモヤ、放っておくと、心も体もすり減ってしまいます。

でも大丈夫。

現状を変える一歩は、あなたの小さな行動から始まります。

現状を変えるための行動
  • 家事負担に気づいてもらうために「見える化」してみる
  • 思い切って気持ちを伝えてみる
  • 話し合って、家事分担のルールを決めてみる
  • 無理せず、頼れるサービスや便利家電にも頼ってみる

それでも夫が変わらないなら、あなたが働き方を変えて時間的な余裕を作ってもいいはずです。

「今の仕事を退職してもやっていけるのか不安…」という方は、家計整理や働き方のヒントが詰まったこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

あなたが、あなたらしく笑える毎日を送れるように。

今日からできる小さな一歩を、応援しています。

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この記事を書いた人

2級ファイナンシャルプランニング技能士。
都内百貨店に10年間勤務し、小1の壁を意識してフリーランスに転身した2児のママ。
現在は金融ライターとして活動中。
当ブログではFP相談を通して、お金の不安があるママが自分らしく暮らすための方法を発信中。

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