「学童に行きたくない…」
「ママと一緒にいたい!」
そう言って毎朝泣いてしまう子どもの姿に、「やっぱりこのまま働き続けるのは無理かも」と悩んでいませんか?
「学童を嫌がる子どもがかわいそう」という気持ちと、「でも退職したら生活は?キャリアは?」という不安。
この板挟みのなかで、ひとりで悩み続けているママは本当にたくさんいます。
この記事ではそんなあなたのために、
- 子どもが学童を嫌がる本当の理由
- 退職以外の選択肢と、すぐにできる工夫
- どうしても退職する場合の「後悔しない準備」
を、やさしく丁寧にお伝えします。

「学童がかわいそう…退職するしかない?」と迷っているママは、心から納得できる道を選べるヒントになるはずです!
学童を嫌がるのは子どものSOS?ママのせいじゃない理由を知ろう


「学童に行きたくないと泣く我が子を見ていると、もう仕事を辞めた方がいいのかも…」
そんなふうに感じても無理はありません。
しかし、子どもが学童を嫌がるのは、ママのせいでも、愛情が足りないからでもありません。
まずは「なぜ学童が嫌なのか?」という子どもの気持ちを丁寧に見つめてみましょう。
新生活に慣れるまで時間がかかる
小学校に入学したばかりの子どもにとって、「学校」も「学童」も新しい環境。
慣れない集団生活・初めての友達・先生との関わりなど、実は想像以上にエネルギーを使っているのです。
そのうえ、放課後まで学童で過ごすとなると、心も体もクタクタ。
苦手な友達がいてストレスがかかっている
子どもはまだ、自分の感情をうまく言葉にできません。
「学童に行きたくない」と言う裏には、「特定の子が苦手」「トラブルがあった」などの理由が隠れている場合もあります。



でもそれをうまく説明できず、ただ「嫌だ」「行きたくない」としか言えないこともあるんですよね……。
この場合は、学童の先生に相談したり、子どもの様子を丁寧に聞いてみたりすることで、解決できることもありますよ!
学校と学童のダブルで疲れてしまうことも
朝から学校、放課後は学童、帰宅してごはん・お風呂・宿題…。
大人でもフルタイム+残業が続けばしんどくなるように、子どもだって毎日全力疾走では疲れてしまいます。



特に、入学直後の1〜2ヶ月は生活リズムが定まっていないため、「疲れているから行きたくない」となるのは自然な反応です。
子どもなりに「助けて」と伝えていると思って、まずは心のケアを優先してあげましょう。
自由に遊べない環境がストレスになっているのかも
学童は安全な場所である一方で、自由度が少ないと感じる子にとってはストレスになることもあります。
- やりたい遊びができない
- ルールや指示が多すぎて疲れる
- 仲良しの友達がいなくて孤立感がある
こんな状況なら、「ママとおうちにいたい」「学童以外の友達と遊びたい」という気持ちが強くなるのは当然です。
でも、それはママが悪いからでも、学童がダメなわけでもありません。
子どもに合う居場所やサポートを考えるきっかけとして、「今のままで本当にいいのかな?」と考えること自体が、ママの愛情の証ですよ。
頑張っているママが「退職しかない」と思い詰めてしまわないために──
次では「かわいそうだから」で退職を決断しないための冷静な視点と、後悔しない選択のヒントをお伝えします。
退職で本当に解決?ママが後悔しないために知っておきたいこと


「学童がかわいそうだから、やっぱり退職しようかな…」
そう思っているあなたの気持ち、ものすごくよくわかります。
しかし、「かわいそう」という感情だけで、未来のすべてを決めようとしていませんか?
子どもにとっての最善を考えるのは素晴らしいこと。
でも、ママ自身の未来や安心感を無視してしまうと、後から大きな後悔につながる可能性もあります。



ここでは、退職という選択が本当に解決になるのか、ママ自身のためにも見つめておきたいポイントをお伝えします!
大事なのは罪悪感ではなくあなたの気持ち
子どもが学童を嫌がる姿を見ると、
「こんなに泣かせてまで働くなんて…私、ひどい母親かも」
そんなふうに思ってしまいますよね。
「かわいそうだから、もう辞めるしかない」──



その気持ち、痛いほどわかります。でも……
本当にそれは子どものための決断ですか?
それとも、罪悪感から逃れるための選択になっていませんか?
「学童がかわいそうだから私は仕事を辞めた」
そう思うと、後々モヤモヤが残りやすくなります。
なぜならその決断は、子どもの気持ちにすべてを委ねて、自分の人生から少し目をそらしてしまった選択だから。
時間が経って状況が変わったとき、「私、本当はどうしたかったんだろう…」と迷いが出てくることもあるでしょう。
子どもが大切なのは、もう十分わかっています。だから、
- 「私はこう生きたい」
- 「子どもとこう関わっていきたい」
- 「この先の暮らしをこうしたい」
そんなふうに、自分の想いも一緒に大切にしましょう。
退職することは決して悪い選択肢ではありません。



筆者自身、会社を辞めて家族優先の働き方にシフトした結果、幸せに暮らしています!
退職後の再スタートは思ったよりハードルが高い
「一度辞めて、子どもが大きくなってからまた働けばいい」
と思っていませんか?
もちろんその選択もアリです。でも実際は…
- 思ったより求人が少ない
- 年齢がネックになってしまう
- 正社員ではなかなか採用されない
など、再就職の壁を感じるママはとても多いのが現実です。



さらに、ブランクが長くなると「自分にできる仕事なんてもうないかも…」と自信を失ってしまうケースも。
そのため、退職を決める前に、「次にどう働きたいか」まで見通しておくことが大切ですよ!
お金の不安がママの心を追い詰める可能性あり
子どものために退職を選んだのに、
「家計がキツい…」
「貯金が減っていくのが怖い…」
そんな状況になると、ママの心がじわじわと追い詰められていきます。
特に30代は、教育費・住宅ローン・老後資金など将来に備えるお金が増えてくる時期。



収入が大きく減ると、「子どものための選択」が「自分を追い込む結果」になってしまうことも…。
「退職しても後悔しない準備って何をすればいいの?」
「今のうちに整えておいた方がいいことって…?」
そんな疑問を感じたら、こちらの記事をぜひ読んでみてください!
ママの不安を安心に変えるための3STEPを、やさしく解説しています。


仕事を諦めなくてもできる!子どもを安心させる3つの工夫


「子どもの笑顔を守る=退職しかない」わけではありません。
ちょっとした工夫や支援を取り入れることで、仕事を続けながら子どもに安心感を与えることもできるのです。
ここでは、退職せずにできる3つの工夫を紹介します。
学童の先生に相談する
「うちの子、学童が合っていないのかも…」
そう感じたら、まずやってみてほしいのが「先生への相談」です。
担任の先生や学童の指導員さんは、日々多くの子どもたちと接しているプロ。
その子の性格やストレスの原因を客観的に見てくれる存在でもあります。



「帰りたがるんです」「朝泣いてしまうんです」と共有するだけでも、
先生が気にかけてくれるようになったり、個別対応をしてくれるケースもありますよ。
たとえば……
- 子どもが落ち着けるスペースに案内してくれる
- 帰る時間を少し早めてもらえるよう配慮してくれる
- 苦手な子と距離を取れるようにしてくれる
など、学童の柔軟な対応で状況が改善するケースも実際にあります。
一時的でも安心できる人がそばにいる
退職を考える背景には、
「子どもが毎日がんばっているのに、誰もそばにいないのがかわいそう…」という気持ちがありますよね。
そんなときは、ずっとじゃなくてもいいので、「一時的なサポート」を取り入れてみるのもおすすめです。
できる対応としては、
- 祖父母に週1〜2回だけ放課後の面倒をお願いする
- 信頼できるベビーシッターを数回だけ頼んでみる
- ファミリーサポートを活用して、放課後の安心材料にする
などの、周囲の人を頼るという手段です。
「一緒にいる時間」は、量ではなく質が大事。
ママ以外でも、子どもにとって“安心できる誰か”がいてくれるだけで、心が落ち着くこともあります。



「誰かに頼るのは申し訳ない」と思わなくて大丈夫◎
頼れる環境をつくることも、愛情のかたちですよ!
自分も子どもも笑顔になれる働き方を探そう
「今の働き方が合わない」なら、退職だけでなく働き方を変えるという方法もあります。
正社員以外の働き方は、主に以下の3つ。
- 通勤時間ゼロの【在宅ワーク】に切り替える
- 時間の融通が利く【パート勤務】を選ぶ
- 現職のまま【時短勤務】に調整する
これらはどれも、「子どもとの時間」と「働くこと」のバランスを取りたいママにとって現実的な選択肢です。
「仕事はしたい」「でも、今のフルタイムは無理」
そんなあなたに、ちょうどいい働き方が見つかるかもしれません。
実際にどんな選択肢があるのか知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください!


退職を選ぶ前に…“後悔しない準備”のチェックリスト


それでも退職を選ぶなら、その選択はきっと間違っていないはず。
しかし、勢いで辞める前に【退職後の生活をリアルにイメージすること】が大切です。
ここでは、後悔のない選択をするために、ママがやっておきたい3つの準備をご紹介します。
「生活」「時間」「お金」の変化をシミュレーションする
退職後は、毎日の暮らしも時間の使い方も大きく変わります。
だからこそ、「実際にどんな生活になるのか?」を具体的にイメージしておくことが大切!
たとえば…
- 朝のバタバタは減る?
- 子どもとどんなふうに過ごしたい?
- 自分の時間はどれくらい確保できそう?
- 家計の収支はどう変わる?
- いつから収入を再開する予定?
このように生活・時間・お金の3つをざっくりでもいいので書き出してみましょう。
「今のままでは不安だな」
「案外、今がんばれば続けられるかも」
といった冷静な判断ができるようになります。
経験を活かして次につながる働き方を探す
退職する=キャリアをゼロにする、ではありません。
今まで積み重ねてきたスキルや社会経験は、これからの働き方でも十分に活かせます。
例として、
- 事務職→時短や在宅のアシスタント職へ
- 営業職→ライターや広報・接客業への転身
- 育児経験→保育サポートや教育系の在宅ワークへ



実際に筆者は、前職の接客経験やタスク管理能力がフリーランスの仕事に活きていると感じています。
「今までの経験をどう活かすか」という軸で考えると、「キャリアは続いていく」という前向きな気持ちになれるはずです。
家計を整えて不安を取り除く
「辞めたあと、家計はどうなるの?」
これは、すべてのワーママにとって最大級の不安要素ですよね。
だからこそ、退職前にやっておきたいのが【家計の見える化】です!
- 現在の生活費(1ヶ月にいくら必要?)
- 退職後の収入見込み(失業手当・扶養内・副業など)
- いざというときの貯金額
- 教育費や老後資金の準備状況
数字がわかるだけで、「意外と何とかなるかも」「このタイミングは厳しいな」と判断できる材料になります。
ひとりで整理するのが難しいときは、FP(ファイナンシャルプランナー)に無料相談するのも◎
自分に合ったライフプランを立てて、安心材料を手に入れておきましょう。
退職しても不安なく暮らせているママのリアルな体験談は、こちらからチェックしてみてください!


【まとめ】「かわいそう」から一歩先へ!ママも子どもも笑顔になる道を選ぼう


「学童に行きたくない…」と泣く子どもの姿を見ると、「やっぱり退職するしかないのかな」と悩んでしまうのは、ママとして当然のこと。
しかし、感情のままに決断してしまうと、あとで「こうしておけばよかった」と後悔してしまうことも。
大切なのは、「子どものため」も「自分の未来」も、どちらも大切にする視点を持つことです。
学童を嫌がる子どもには必ず理由があります。
そして、その理由にママ自身が寄り添い、対話したり環境を整えたりすることで、「退職しなくても安心できる選択肢」はきっと見えてきます。



もちろん、最終的に退職という選択をすることも間違いではありません。
でも、その前にできる準備や見直しをしておけば、もっと自信をもって新しい一歩を踏み出せるはず。
「かわいそうだから」ではなく、「わたしがこうしたいから」。
そんな、自分で選ぶ未来を一緒に目指していきましょうね!